ウンガちゃん一家

ウンガちゃん一家は公園の北、水門の近くをテリトリーにしたようです。
紅薔薇のある一角です。
ここには、一番子、二番子も大勢います。

声をかけると、ウンガちゃんが木の中からピーピー返事をします
さっそく差し入れをと、ビスケットを投げても拾いに行きません。
ウンガちゃんはチラリと見るだけ。
ご亭主は、なんだそりゃ？と関心も示しません。
雛は相変わらず隠れています。

すずめのいない草むらのほうに投げてみました。
ウンガお母さんが飛び出します。
そらきた！　
草がずいぶんと生い茂ったので見つけられるかな？　
いや、ウンガちゃんはまるで違う方向に向かいました。
あれ？　見失ったのかな？　
ウンガちゃんが向かった先の生垣が、ゴソゴソと動いています。
カメラのズームで見ていると、ウンガちゃんがひょっこり顔を出しました。
何か咥えています！　





咥えていたのはヒイラギの実でした。
今の季節、ヒイラギにはたくさんの実が成っています。
それを雛に食べさせているのですね！　
どうりで、ビスケットには見向きもしないはずです。
ただ、ヒイラギの鋭い葉で羽を痛めないのか心配です＾＾；
そういえば、すずめも良くヒイラギを要塞にしているので大丈夫なのでしょう＾＾

ウンガちゃんが収穫している間、ご亭主は高い枝からじっと辺りを警戒しています。





この後、一家は揃って移動しました。
この前のブルーインパルスのように編隊を組んで、一糸乱れることなくほとんどくっついたまま、木々の間を縫うように飛んでいきます。
天敵を用心しているのか真っ直ぐには飛ばず、枝の間を隠れるように、旋回も上昇下降も、羽の羽ばたきも、すべてがシンクロしているのです。
見事でした＾＾

あれっ？　３羽？　４羽？